支部長 就任挨拶

日本放射線技術学会支部長
川田 秀道(久留米大学病院)

この度、日本放射線技術学会・九州支部の支部長を務めることになりました久留米大学病院の川田秀道です。歴代支部長のご功績に恥じぬよう頑張りたいと思います。

さて、九州支部では現在、画像、撮影、情報、防護計測、放射線治療、核医学コミュニティを立ち上げ活動しています。各コミュニティは、本部や専門部会との連携を密にして、地域連携を強化し、会員の更なる放射線技術の向上を図り、学術団体として活発な意見交換ができるよう会員発表や論文化の支援を行いたいと思います。

また、チーム医療の根幹である放射線技術学の発展については、今後我が国のみならず国際的にも寄与できるよう、様々な医療分野の知見を総合的に集約し、医療現場で応用できる研修会等を積極的に支援するとともに、その実践指導・教育を行える人材の育成を、各専門分野のご協力の下で推進したいと考えています。

教育機関との連携では、情報交換を密にして、学生のうちから診療放射線技師としての責務を果たす(プロフェッショナル)とはどういうことか、研究とは何をすることかを、自ら考え行動することができるようにアシストを行うことで、将来の放射線医療技術を担う優秀な若者たちが多数輩出され、九州全体のレベル向上が期待できるのではないかと思います。日本放射線技術学会には学生会員制度があり、学生会員は多種多様の恩恵を受けることができます。是非ともこの制度を利用して学生会員となり、学生時代から本学会を身近に感じてもらうとともに,臨床で働いている先輩方の考えを直接聞くことにより、自分の進むべき道を理解してもらいたいと思います。

今後の予定で大きなイベントとしては、2021年度に九州支部担当で全国の秋季学術大会があります。九州での開催は、2013年に福岡で開催されてから8年ぶりとなります。この間、九州の至る所で震災や水害等が発生し、多くの被災者がでましたが、この中には九州支部会員の関係者の方々が多くいたことと思います。この秋季学術大会では、全国に九州支部の団結力を示すとともに、災害からの復興をアピールしたいと思っています。

九州支部会員の皆様方におきましては、九州支部の事業活動について積極的な参加とご理解、ご協力をいただきたければ幸いです。まずは2年の任期ではありますが、どうぞ宜しくお願いいたします。

  • 九州支部事務局
  • 久留米大学病院画像診断センター (〒830-0011 福岡県久留米市旭町67)
  • 支 部 長 : 川田 秀道
  • 総  務 : 中村 忍、丸山 裕稔
  • 学 術 委 員 長 : 村上 誠一
  • 広報情報委員長 : 城間 哲
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